緋い猫
浦賀和宏先生の『緋い猫』を読了しました。
初読みの作家さんです。
浦賀和宏先生です。
十七歳の洋子は佐久間という工員の青年と恋に落ちる。
だが仲間二名が殺害される事件が起き、犯人と疑われた彼は姿を消す。
洋子は佐久間を追って故郷である東北の寒村を訪ねると、かつて東京で彼が飼っていた三毛猫を見つける。
村人らは佐久間はいないと口を閉ざし、洋子を監視しはじめた。
恋人との再会を信じる洋子を待っていたのは、あまりにも残酷な衝撃の結末だった……。
装丁がステキだったのと
息を飲む、衝撃的すぎる結末!
という帯の言葉に惹かれて購入しましたが
なんじゃぁコレは〜
って作品でした💦
前半は確かにミステリーでした。
しかし後半はバイオレンスホラーさながら
目を覆いたくなるような描写の数々…
気持ち悪かったです😭
設定が昭和24年の寒村ということもあり
まるで横溝正史の映画のような世界でした。
ミステリーにありがちなドンデン返しなどはなく
ざまぁみろ!
的な展開がこれでもかと続き
そして最後はメルヘンチックに終わる…
終わるんだけど
はぁぁぁ?
って思わせる『あとがき』が付いて終わる。
もう読者を不快にさせるためだけに書かれたとしか思えない…
そんな作品でした😭
文章は平易で読みやすく
2時間くらいで読了できますが
後を引くったらありゃしない💢
これが浦賀先生の手法というか策略だと気づいた時にはもう手遅れでした💦
何でも来い!…っていう覚悟がないと読めない作品です。
特にお薦めはしません。
もし読んで夢に出てきたらゴメンなさい。