サイコパス

中野信子先生の『サイコパス』を読了しました。



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中野信子先生です。
脳科学者ということですが医師免許は持っていらっしゃらないようです。
残念ながら私…面識はございません。

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平気でウソをつき、罪悪感ゼロ ……そんな「あの人」の脳には秘密があった! 

外見はクールで魅力的。会話やプレゼンテーションも抜群に面白い。しかし、じつはトンでもないウソつきである。不正や捏造が露見しても、まったく恥じることなく平然としている。
時にはあたかも自分が被害者であるかのようにふるまう。 残虐な殺人や善良な人を陥れる犯罪を冷静沈着に遂行する。他人を利用することに長け、人の痛みなどこれっぽっちも感じない。 
……昨今、こうした人物が世間を騒がせています。しかも、この種の人々を擁護する人も少なくありません。 
もともとサイコパスとは、連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念です。しかし、精神医学ではいまだ明確なカテゴリーに分類されておらず、誤ったイメージやぼんやりとした印象が流布していました。 
ところが近年、脳科学の劇的な進歩により、サイコパスの正体が徐々に明らかになっています。
脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことがわかってきたのです。 
しかも、サイコパスとは必ずしも冷酷で残虐な犯罪者ばかりではないことも明らかになってきました。
大企業のCEO、政治家、弁護士、外科医など、大胆な決断をしなければならない職業の人にサイコパシー傾向の高い人が多いという研究結果もあります。 
また、国や地域で多少の差はあるものの、およそ100人に1人の割合で存在することもわかってきました。そればかりか、人類の進化と繁栄にサイコパスが重要な役割をはたしてきた可能性すら浮上しているのです。 
最新脳科学が、私たちの脳に隠されたミステリーを解き明かします。



私のような臨床家には全く役に立たない本ですが、知識の整理には役立ちました。

普通に読み物として面白かったです。

テレビに出すぎる脳科学者と医師でない脳科学者は信用していないのですが(笑)
この著者…過激すぎて面白いです。

最近ではトランプ大統領、ちょっと前まではクリントンマザー・テレサのことも『サイコパス』なんて言っていて

彼らの脳を調べた訳でもなければ
おそらく面識もないだろうに
特定の報道や語られるエピソードだけでよくもまあそんな名誉毀損的なことが言えるなぁ…

なんて💦

いや、むしろ感動します(笑)

もっとも
スタンスは違いますが
同じ脳科学者として
あまり共感はできませんが💦


全然難しい内容ではありませんし
素人向けにわかりやすく書かれていますので
お時間があればどうぞ!