盲目的な恋と友情

辻村深月先生の『盲目的な恋と友情』を読了しました。

一人の美しい大学生の女・蘭花と、その恋人の指揮者の男・茂実。

そして彼女の親友の女・留利絵。

恋にからめとられる愚かさと、恋から拒絶される屈辱感を、息苦しいまでに突きつける。

これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女への……。

醜さゆえ、美しさゆえの劣等感をあぶり出した、鬼気迫る書き下し長編。

タイトル通りのお話でした。

『恋』と『友情』の2つの視点から書かれたお話で

最後に小さなどんでん返しがありましたが

どうということはない作品です。

フツーに2時間ドラマになるようなお話です。

嫉妬と独占欲ばかりで読んでいて息苦しくなりました。

束縛が強くて稚拙で頭の悪い男女がたくさん登場します。

主人公の蘭花…

優柔不断で未熟な女。

茂実というクズに翻弄され

プライドの欠片もない幼稚な女です。

美人だけにタチが悪い。

蘭花のルームメイトだった留利絵…

性格が悪すぎる💦

そして怖い女。

“ブスは心が荒んでいる”を 文字通り再現したような女。

蘭花の彼氏だった茂実…

こいつが一番バカで幼い💦

自業自得と言えばそれまでですが

こういう悪人には因果応報ということで

きっと同情の余地なしと皆さん思われたのではないでしょうか？

茂実の恩師の妻・菜々子…

計算高い嫌〜な女（おばさん）

この人に罰が下らないのは納得いかない❗️

私の経験上、菜々子っていう名前の女にロクな女はいない💦

偏見かもしれませんが（笑）

私のブログの読者の中で菜々子さんがいらっしゃったらゴメンなさいm(._.)m

蘭花と留利絵の大学時代の共通のお友達だった美波…

この中では一番マトモな人だと私は思いました。

ひどい書かれ様をしていますが💦

…といった具合に

誰1人として感情移入できない登場人物ばかりでした。

後味が悪い作品ですが

お時間があればどうぞ〜

2時間くらいで読了できますので。

女は怖い❗️

男は愚か❗️

っていうのが改めて実感できますよ〜