彼女はもういない
西澤保彦先生の『彼女はもういない』を読了しました。
西澤保彦先生です。
母校の高校事務局から届いた一冊の同窓会名簿。
資産家の両親を亡くし、莫大な遺産を受け継いだ鳴沢文彦は、すぐさま同学年の比奈岡奏絵の項を開いた。
10年前、札幌在住だった彼女の連絡先が、今回は空欄であることを見て取ったその瞬間、彼は連続殺人鬼へと変貌した。
誘拐、拉致、凌辱ビデオの撮影そして殺害。
冷酷のかぎりを尽くした完全殺人の計画は何のためだったのか……。
青春の淡い想いが、取り返しのつかないグロテスクな愛の暴走へと変わるR‐18ミステリ。
いや〜
面白かったです。
レイプシーンなど、グロテスクな描写が多くて途中で断念したくなりましたが
文体がとても読みやすくて
気がつけば読了していました。
完全犯罪の巧妙さもさることながら
最後の大どんでん返し‼️
あー
やられたー💦
って思わず声に出してしまいました。
いろいろな伏線が回収された挙句の
あのエンディング…
ホント圧巻でした。
そしてタイトルの意味が改めてわかりました。
なんか切なかったですね😭
本書はそのタイトルがネタバレになっているとのことで
その後『狂う』というタイトルに改変されたそうです。
お薦めの一作です。
是非‼️