明野照葉先生の『嘘』を読了しました。


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老舗画廊勤務の中田由紀、32歳。
穏やかで上品な彼女が、一人旅から帰ってきた途端に豹変した。
これまでの服は全部捨て、付き合う友達も変わった。
一緒に住む妹・美久の彼氏に余計な口出しをしたかと思えば、婚約者・悠介を人前で罵倒したり……。
これは演技?
だったら何のために?
翻弄される妹が辿り着いた姉の狂気の理由……。


もどかしい気持ちで読みました。
そしてそのオチに唖然とし
不快感すら伴いました。

まず…
このような姉の心理はあり得なくもないけれど、極めてあり得ないことだと思いました。
フィクションだとは言え、理解し辛い設定のような気がしました。
なので、オチがわかった時点で

そんなことする人、いねーよー❗️

といった感想でした。

そして…
妹の気持ち悪さったらありゃしない…の一言に尽きます。
ダメだね、こういう子は。

このお話は、もし姉と妹の立場が逆転していたら、こんな不快な気持ちにならなくて済んだのにね…なんて思いました。
(もしそうであったら面白味に欠けてしまうとは思いますが💦)

ネタバレになるので
ザックリした書評ですみませんm(._.)m


タイトルの『嘘』…
ダブルミーニングになっています。
是非読んでみてください。