土の中の子供
中村文則先生の『土の中の子供』を読了しました。
27歳のタクシードライバーをいまも脅かすのは、親に捨てられ、孤児として日常的に虐待された日々の記憶。
理不尽に引きこまれる被虐体験に、生との健全な距離を見失った「私」は、自身の半生を呪い持てあましながらも、暴力に乱された精神の暗部にかすかな生の核心をさぐる。
芥川賞受賞作です👑
中村文則先生の小説…マイブームです。
最近読み漁っています♪
本作は被虐体験からの再生がテーマです。
かなり暴力的な描写も多いのですが
ほとんど不快感がありません。
中村先生の言葉遣いが私の感性にハマるからなんでしょうね。
感性を表現するのが上手い作家はたくさんいますが
感情に名前をつけないで表現する
ことが出来る数少ない作家だと私は思っています。
まだまだ読んでいない作品がたくさんあるので、しばらくは読書三昧の日々になりそうです✌️
読了したらまた感想をUPします。