キリン

山田悠介先生の『キリン』を読了しました。

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山田悠介先生…
まあまあイケメンです(笑)

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私…作家も芸人もまずは顔から入ります・・・

って訳ではないのですが

たまたまいいなぁ〜と思った人がイケメンなんです。

先日某芸人から言われました。
『あなたはいつも顔から入りますよね。僕の時もそうでしたよね?』と。
↑違います(笑)


で、ストーリーはこんな感じ。

天才精子バンクで生まれた兄弟―天才数学者の遺伝子を受け継ぐ兄は容姿に優れなかったため、弟の麒麟は「パーフェクトベイビー」を望む母親の期待を一身に背負っていた。
しかし、背中に怪しいシミが浮かんだ時から成長が停止。“失敗作”の烙印を押された彼は母と兄から見捨てられてしまう。
孤島に幽閉されても家族の絆を信じ続ける麒麟に、運命が残酷に立ちはだかる!


速読の私がこの作品に関しては読了するのにめちゃくちゃ時間を要しました。


理由は母親からの虐待シーンが辛くて
何度も挫折しそうになったのです。

最近お気に入りの中村文則先生の作品にも虐待シーンは数多く登場しますが、中村先生のは平気なんです。

その違いは?
って考えてみたら…

中村先生の描写は想像力を掻き立てる手法なのに対して、山田先生の描写は心理的かて直接的で、しかもふんだんに盛り込まれているから。
↑つまり、私のように想像力があまりない人間にしてみれば、山田先生の方が心に響き過ぎるのです


ただ、後半から一気に読めました。
心理描写に慣れてきたのと
ストーリー展開が早くなったので。

で、最後の方はやっぱり泣いてしまいました

面白かったです。

家族とは?
血のつながりとか?

について、いろいろ考えさせられます。

お薦めです✌️